パンデミックで大きな打撃を受けたウェディング業界ですが、今新しい形のウェディングが求められています。
今年は「ガーデンパーティー」を想定した、屋外での親密な集まりにふさわしい、柔らかい雰囲気の花柄や大きなリボンの装飾が目立つコレクションが発表されています。
そしてニューヨークで求められる“自分らしさ”を演出するにはウェディングドレスの他にも記念撮影の会場選びも重要。セントラルパーク、グランドセントラル駅、ブルックリン橋、ニューヨークのスカイラインなど、ニューヨークには数多くのランドマークが存在しており、ウェディングはニューヨーク!と心に決めている女性も多いです。
ニューヨークのファッション事情をお届け
ファッションの道をニューヨークでスタートして15年。
名門パーソンズ美術大学卒でファッションデザインを学び卒業後も数々のデザイナーとの出会いやコラボを実現してきました。
ここでは現役デザイナーとして、ニューヨーカーとして、最新のニューヨークファッション事情をお届けしていきます。
世界初のオンラインウェディング
少しプライベートの話になりますが、昨年結婚しました。
パンデミックがあってから、パーティーができなかったものの、去年の2020年4月18日に、ウェディングを決行。自宅のアパートで。しかも『Zoom(ズーム)』を利用してのオンラインウェディング!
ちょうどその日はニューヨーク州が初めてオンラインウェディングを許可した日だったので、なんと世界初のズームウェディングをしたカップルとして一躍有名になった日でもありました。
この日のウェディングの記事がアメリカとイギリスのニュースでたくさん取り上げられることになり、ある意味とても忘れられない良い記念になったウェディング。
ニューヨークで働く現役デザイナーのウェディングとして、日本でもファッションマガジンや、ウェディングマガジンからと、多数インタビューを受けたのがまだつい先日のように鮮明な記憶として残っています。
ウェディング前日のバチェロレッテ・パーティー
ニューヨークでは通常ウェディング前日に『バチェラー・パーティー』『バチェロレッテ・パーティー』をします!
バチェラーパーティーは良く耳にするのではないでしょうか?
“バチェロレッテ”は未婚の独身女性という意味。バチェロレッテ・パーティは、結婚式の前に新婦のために開かれる独身最後のパーティ、言わば女性版バチェラーパーティです。
通常はウェディングパーティーの前日からブライドメイズたちと夜を過ごし、同じパジャマ、お揃いのイニシャル入りのスリッパを履いて、夜通し次の日の本番の話をしてお泊まりするのが定番。
お泊りと言っても、朝から晩まで踊り続けるので履きやすくて、動きやすいスリッパサンダルを用意する必要があります。
ビーチウェディングの場合は、来客全員にサンダルを配る用意をするなどで、ブライド&グルームは事前に100足以上注文することもあり、大忙し。どんなサンダルをオーダーするのかも、センスが問われるところ。
選択肢はたくさん!大切なのは、一番思い出に残るサンダルであること。
素敵な一足で最高な時間を過ごしたい!そんな思いが託されたサンダルブランドのデザイナーはデザイナー冥利に尽きる!と実感させられる瞬間です。